Posted by ダヤン

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Posted by ダヤン   0 comments   0 trackback

anniversary...39.

「誕生日、おめでとう……」
彼からのLINEが入ったのは、二男の卒業式も終わってからの早めの謝恩会が始まって間もなくだった。

抱え込んだ問題の一つひとつに向いだして、そんな中に突然の一週間出張なんかもあって、それまで最長でも週一で会ってた私たちにしては、二週間余り顔も合わせてなかったことが私からしてみれば彼なりの闘いがそこにあるんだろう…そんな感じだった。
「ダヤンの誕生日には…。」そう言っていた彼の出張も一ヶ月クルーになるところだったのを「一旦」という区切りで一週間に繰り上げて帰って来てくれたのに。
日常のLINEの中でも、いつもの彼の様子ではない空気感は存在していて、不安というよりは心配が募ってた。
そんな中で彼の前振りのない「誕生日」に、嬉しさよりも、文字だけじゃない本当に大丈夫な彼の姿を確かめたい想いに溢れて…。

謝恩会無事に終わり、送迎バスを降りた私に二次会の声もあったのを「今日は私も誕生日なので、しっかりちゃっかりこの後も予定があります~。」なんておどけて。
すっかり子どもたち公認になってる彼の元へ向った。

辿りついた部屋、真っ暗なままの玄関から奥へ進んでも彼の姿はなくて。
外へ戻ってみようとした私に「いるよ」と、真っ暗なままの玄関、照明を着けて笑うあなたはとても穏やかな面持ちだった。
そんなふざけ方、ほぼ初めてで、そんな穏やかな顔、久し振りすぎて、本当にホッとした私はもう、今日、今この瞬間に人生が終わっても「幸せでした」と言いきれる自信さえ湧いたほど。
なのに「おいで」とあなたが私に差し出してくれた小さな箱。
どう見てもアクセサリー。
ゆっくり開いた最後に出てきたピンクゴールドの細身のリング。

嬉しすぎて、胸一杯すぎて、勝手に涙こぼれて。
卒業式で散々泣いてたのに、溢れて。
動けなくなった私に、彼は手を取ってそのリングをはめてくれた。
私の左手、薬指にスッポリはまったそのリングは、私の両親の結婚指輪、父からの形見となってしまったお下がりのお守りの上でなんの違和感もなく、優しく暖かに煌めいた。
「ダヤンがそのお父さんからの指輪の話をしてくれたから、俺のはまだ重ねて着けるこれっぽちだけど、今はまだ、お父さんのを外さないで、俺のも、外さないでいてくれたら嬉しいよ。」と。

39年生きてきて、こんなに意味のある想いのある、感動込みの指輪をもらったのは、結婚までしておいて妙だけど。
本当に、初めてだったんだ。
「あなたがはめたんだから、私勝手には絶対外さないよ。」なんてことが、精一杯の返事だった。

ダヤンとはなんでも重ねていきたい。
本気のぶつかり合いも、相当きついだろうけどさ、ダヤンとなら、それさえも重ねて行きたい。
今はまだ本当にささやかだけど、時にはダヤンが頼ってくれたら嬉しいし、俺にできることなんか大したことないかもしれんけど、来年も再来年も、友達もおるやろうけど、ダヤンの誕生日は俺が祝いたいって、思ってるよ。
これは、ホワイトデーの分も込みやけどね。

そう言って笑ってくれたあなたが濁す言葉の先、今振り返って私は気づく。
私が確かな言葉になるように、頑張ってみるよ。

まさかその翌週に、ありえないほどの大喧嘩を、彼の望んだ本気のぶつかり合いをしてしまうなんて、予想もしてなかったけど。
そんな大喧嘩の途中でさえ、あなたは私の膝の上コトンと眠って。
哀しくてたまんないのに私も、そんなあなたが可愛くて仕方ないって気づいて。
一晩中、私の膝の上…よだれのおまけまでつけちゃうほどスヤスヤ眠って、朝まで本気で眠って、私なんか哀しくて痛いまんまなのに、ズルイなって、そんなことさえも「ダヤンと俺なら」の一つの根拠になっていけばいい。

「ダヤンにはまだ、子育てっていう大仕事が残ってる。だから、俺はダヤンのマイナスにはなりたくない。ダヤンがその大仕事を手放す時には、ダヤンの子どもたちより大変かもしれんけど、俺と……とかねww」
濁すくせに。
「商売人の嫁になるんやけん!!」
酔っぱらいすぎてなんか溢した…と、思ったら。
「ならんでもよかけど!!」
ハッと気づいて誤魔化してみたりw


ツンデレの君は…なかなか…可愛い分、面倒だわ。
それでも、ちゃんと私の意志を組んでくれてることは伝わってくる。

6年前の誕生日。
感動満載に贅沢に過して、こんな誕生日を超える誕生日なんてないだろうって心底思った。
君は、すごいよ。
再会からの再開3ヶ月で、私の記録を更新し続けてる。
20年越しの再開は元旦から。
これだって、ホント、作り話みたいだ。
スポンサーサイト
Category :
Posted by ダヤン   0 comments   0 trackback

手紙。

20年前の別れの後、彼から届いた一通の手紙がある。
戻れない痛みを重ねて深く刻むことになった、彼からの手紙には「いつかおじいちゃん、おばあちゃんになっても、仲良く縁側でおしゃべりしながら笑いあってるような、そんな未来がくると思ってた。」と書かれてた。
私の事をどんだけ好きだとか、そんな手紙だったらきっと、私は忘れてしまっていただろうし、こんなに長く彼との別れを後悔の傷ともしなかった。
それはイコール、今の私にはなってなかった。

何度も読み返しては涙がこぼれたその手紙の話を彼にした時、「死ぬほど恥ずかしいから捨ててくれ!」と言われたけれど。
実家にしまいこんでいて、よもや私でも探し出して捨てる行為は非常に面倒だ。
それに、当時、涙枯れた後に書いた、届けないままの返事が一緒にしまわれてある。

先月、彼に振って湧いた長期出張の話し。
それで彼自身が躊躇していた時期に、「20年越しの手紙をあげる」と、したためてはみたものの、なかなか渡せる時が無くて。
その間にも会話やLINEくらいは交わすわけで。
そうこうしてる間に手紙の内容も伝えたものの中に含まれたりするから、結局彼に渡すまでの間に7回も書き直した。
そんなことを言っていたら「早く!」と手を出す。
まさか私の目の前で読む気なのかと問えば、いつも「私の事は私の責任」という私になぞって「俺の事は俺の勝手」とかなんとか……。
結局「恥ずかしいからやめてくれ!」という私を無視して読みだした彼は無口になって、突然立ち上がって物陰に隠れたかと思えば大きく息を吐いて帰ってきて、座ったかと思えば。
静かに大粒の涙をこぼし続けてた。

「俺、本気でダヤンと結婚する気やった。」

彼が泣き虫なことも知ってる。
私に似たとこもあって、強がりで気弱で。
それでも誰かのためなら、自分が傷つくことなんて厭わない。
誰にでも優しくて、それでついうっかり誤解されて、そんなだから、異性問題彼のせいみたいな話になる。
それなのに、傷つけたくなくて繰り返す、弱虫。
けど、そんな弱虫にしてしまったのは、私自身だったんだ。

「本当は長期出張、3年って言われてる。」
少し落ち着いてからポツリと溢した。
「ダヤン、待っててくれる?」
自分の音にのせた言葉を、どんなことがあっても守りぬきたい性分の私を解かっていて問う彼に、瞬間中考えて覚悟した私は「待ってるよ。その間に努力がなかったら待たんかもやけど(笑)」少しおどけて応えたのに。
また泣きだしそうになるから。

やっぱ、なんにも変ってなんかないじゃない!って、私は笑うしかなかったんだ。
結局、7回も書き直した手紙にそんな泣かせるほどの何かがあっただろうか?って、私の方が解からないのだけど……。
「結婚とかのカタチはいらない。ただ、こんなふうにいつまでも……」
言いかけた彼の真意を「また壊れるのが怖い?」と遮った。
大きく目を開けて、大きく頷いた。
合わせて私も頷くだけにした。
けれど、思う。
歳を重ねていくにつれ、身体的問題も当然出てくる時期に進むでしょう。
その時手を伸ばせない私なら、ただ、物語の一部。
綺麗な言葉を並べるだけの人なんだ。


その二日後。
何気ない会話のふとした隙間で彼は「ダヤン、もう、勝手に離れるなよ。」と言ってから振り向いて私を見るから、しっかり目を合わせた後にそらして「それでお互いの20年狂わせたからね。もう、私からは離れる予定はたてないよ。」と憎たらしく言ってみたら「離さない」とムッとした声が帰ってきた。
「なんかさ、歳とって、そのくせなんもないような生活で、それでもダヤンとやったら、やっぱ穏やかに縁側で日向ぼっことか……。」
昔の自分の手紙と被るようなこと言ってますよって、思ったら、私の方が泣きそうになったから、黙って静かに聴いていた。
恋愛小説なら、きっとここでハッピーエンドも悪くない。
けど、私たちは生きていて。
これは現実の日常の出来事で、私自身、誰かの作為的な物語なんじゃないの?って思ってしまうくらい、なんだか綺麗な恋愛話のように感じてしまう。
私にはこの心ひとつしか、アナタにあげれるものはないからねっていってるのに、彼はいう。
「その心が綺麗だから、ひとつしかないから、ダヤンなんだ。」と。
ダヤンの大事なものは、俺も大事にしたいと。

私は思う。
私たちお互いとそれぞれの困難は、もうしばらく続くだろう。
けれど、今のフタリの涙が真実なら、叶えられず途切れた未来はきっとその困難の先にちゃんと、あるよ。

そこから笑えるような20年前と変わらない甘えた彼本位のワガママなお説教が始まったから、静かに聴いたあと「お互いさまね」と笑ったけれど。
その翌日から、彼は自分の抱えたまんまのいくつかの問題処理に動き出した。

Category :
Posted by ダヤン   0 comments   0 trackback

守ってあげたい。

平常月より短い、それでも例年より一日多い二月が明日で閉じる。
濃縮されたような二月だった。
二月逃げ月……あっという間に過ぎるのに、あっという間とは思えないくらい濃縮された一ヶ月。
どうということもないのに、いつの間にか、彼の私を呼ぶ声が耳に、心に沁み付いた。
昔の夢を見てさえも「ダヤン!」って、当時のままの「ダヤンちゃん」ではなくて。

それは今の私の相棒のような友人とも被る。

挙句に彼女と彼は言うこと成すことまで、随時似てる。

再会のキッカケになったのも、彼女の引っ越しで。
彼と地元が同じ彼女は、私たちの昔のことなんて知りもしなかったし、相当に驚いていたけど。
それでも二言目には「あいつだけは寄り戻してもお前が泣くだけ!」ばかりだった。
そういうことではなくて。
私は、ただ遡って向き合ってみたかったんだと思う。
彼はそれを同情だと言い捨てたけど。
そういうことでもなくて。

ただ、過去の果たされなかった約束の空虚を、私自身のためにも埋めたかった。
結局、お互いのそんな作業はお互いに「理解しあえる相手」という認識を持たせて、自然と、「必要な存在」になりはじめてしまって。
20年前「少し時間を置こう」と切り出した私の横で、涙目で笑った彼の表情そのままに「ダヤン、一緒に頑張ろう。」と切り出した彼に、嘘も惨めも滲んでなんかなかった。

それでも、私たちの関係性はオカンと息子のようでもあり、相棒のようでもあり、姉弟のようでもあり……。
決して、私を自分より下におかない扱いはやっぱり、彼の言うところの「変わった」を否定する要因でもあって。
私にはそれさえも懐かしいほどに愛おしく感じさせる。
何もかもを手放して、かろうじて利用目的で残したものは心に苦しみを与え続けて「自業自得」とぼやかせる。
汚しながら傷つき続ける彼を、そんなことを償いかのように錯覚して自棄になってる彼を、私は上からなんかじゃなく、昔彼が私にしてくれたように、前後左右から、包み込むイメージで、彼の奥の方で汲々としてる彼自身を守りたいと思う。
唯一、それだけは仲間内見渡しても、私にしかできない気がしてる。

「こんな俺で申し訳ない」と、くだらないことを言われる度、「じゃあどうする?」と苛めて遊ぶ私もいるけど。
「どんなカタチでも、もうすれ違うようなことはないし、離れることもないよ。」と言い切った彼が歩いていけるように、私があの人にそうしてもらったように、私自身の生き様で守ってあげたい。

素直に、無理なく、今、私はそう思う。
Category :
Posted by ダヤン   0 comments   0 trackback

ワカラナイ。

謎解きは好きな方。
困難な謎にはくじけるよりも、ムキになる。

けれど、今はそんな謎解きなんてことじゃないのでしょう?

約束通り戻れなかった訳を、20年もたって紐解いていくと、傷つくこともあるわけで。
結局、その程度にしか信じられてなかったんだって、そう思い続けて自分を偽り続けてるこの人はなんなんだろう?とか。
20年もの間、そう思われ続けた私って、なんだったんだろう…とか。

そもそも、そんなにまで偽りの私を植え付けたかった彼女の嫉妬は悪意でしかなくて。

まぁ、あれだ。
まんまと、長きにわたって友人だったはずの彼女の嫉妬に狂わせられてたことさえ、甘くみていた私のぬるさ。
壊れそうな自分をもう誰にも触れさせないように、偽りの殻を大きく被り続ける彼の道化師っぷりの痛さ。

ドラマだったか、小説だったかのセリフのひとつ「嫉妬っていうのは、そもそも努力しない奴が抱く感情なんだよ。」って。
私にはそれが戒めにも、慰めにもとれたんだけど。
実際、そうなのかもしれない。
嫌になる。
哀しくなる。
一人の女性の嫉妬心が、二人分の人生を左右してたなんて。
それでって、もう、なんにも元通りになんかなりゃしないのに。
なんで答え合わせみたいなこと、しちゃったんだろうって、急に哀しくなる。

「なんだそりゃ」の連続。

それで今も、心のどこかで私を疑い続けるなんて、どんだけ根深いんだろうって、それで私になにができるだろうって、もう、なんにも出来ないよって、いっそひっぱたいてやろうかとさえ思った。

ともかく。

今はお互い、踏ん張りどきなんだ。
戻ることは叶わないし、そもそも、君が私を信じてくれてなかったのも、事実なんだから。
それはそれでいいじゃない。
とかも、思う。
そんなことよりも、今の君と私と。
全く逆の職種を選んでしまったことにも、何かしらの皮肉めいたいたずらを覚えるけど。
同じなのは、今が大切な時期だってこと。
そういう意味では、お互い先輩だよw

混乱してしまう思考を預けて、日常の今の現実に挑んで、それで、これから、いい仲間でいれたらいいね。
僕はもう、なんというか。
君を見てると、胸が痛むようになってきたよ…そこまでのデマを信じちゃったんだねって。
そんな弱虫だったんだねって、血の気の引く想いだったよ。

自信持って!は、僕から君へ贈る言葉だよ。

ぁああああああ、いっそ男に生まれたかった(笑)
こんな時さえ、笑い飛ばしてる私も、聞かされ続けた嫉妬の妄想を恨みつらみのように語る君も、案外似た者同士なのかもしれないね。
ワカラナイけど。
Category :
Posted by ダヤン   0 comments   0 trackback

引き出し。

思いのほか、暇じゃない。
気づけばいつも日が暮れて、慌ただしい夕方を迎えて、眠気と同時に日付が変わることに慌てるような、なんか、そんな毎日。

考えることも散り散りで、かといって停滞してる訳でもない。
なにかが上手く流れてるような実感もない。

強いて言うなら、先週は夢見が悪い夜が続いて、ちょっと睡眠不足たたって、ちょっと、仕事の途切れた合間にお昼寝なんて贅沢してみたら、それさえも悪夢で…強張った体でハッと目覚めたら…生後五カ月の猫の兄弟が左右にピッタリ張り付いて、寝息をたててて、疲れてるんでしょ、私…なんてことにした。

頭の中も綺麗に引き出し閉まってない感じ。
一日の筋書きは出来てて、特にミスもしないけど、それが一週間とか、一ヶ月とかのスパンで整理しきれてないから、頭と体がついて行けてない感じが否めない。

こんなんじゃダメ。

漠然と自分でそう思う。

思いながら、まぁ、ちょっとくらい、自分に甘くしてあげても悪くない?なんて、笑うくらいのゆとりはあるかも。

2015年も残りが半月もなくなってきてるのに、障子張りかえたり、年賀状とかクリスマスとか、なんかそういう時節的なことに伸ばした手は中途半端。

今日は小学校の持久走大会で、子どもたちの登校に合わせてPTAの作業に取り掛かることから始まって、お昼過ぎに終わって帰宅。
お昼を済ませたら、少し掃除して、午後からは長男の三者面談で高校へ。

次の春には次男が中学校入学。
それもあって、夜には次年度の中学役員選考会。

一日24時間。
一年365日、うるう年で366日。
次の春には39歳になる。
三男が高校を卒業するまでとしたら、後7年。

今、なんだか自分にとっての節目のような気がしてる。

この一年、本当に目まぐるしく多方面にわたって人間模様が変化した。
対人は己を映す鏡なり…と、するならば、等しく。
私が変化したのも事実なんだろうと思う。
そう考えると、昨年より今の方が、自分の判断基準を自分で理解してあげられる。

多分、悪い方には変わってない。
なんて、時折身だしなみのようにチェックして…。

根拠なく「大丈夫」と、感違いか、思ってる。



余分なモノは、もう、抱えない。
少ないことの豊かさに安心する自分を、見つけたから。
Category :
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。